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法科大学院は自動車教習所?

資格マニアのわたしは自動車関係の免許をいくつか保有しています。
普通四輪、大型四輪、大型特殊、中型2輪、大型2輪です。
これらはすべて教習所に通って取得したので、おそらく全部で80万円以上
かかっていると思います。それでも普通四輪は、お金がなかった大学時代に
岡山の山奥に合宿をして取得したので、普通に取得するよりもおそらく10万円
ちかく安く取得していると思います。

わたしはすべて教習所に通って上記の免許を取得しましたが、ご存知のとおり
試験場で試験を受けて取得すれば、お金は教習所に通うよりもかなり安くすみますし
時間もかかりません。しかし、大多数の人が教習所に通って免許を取得することに
表れているように、試験場での実技試験はおそろしく難しいため、なかなか合格でき
ません。また、教習所と異なり、練習がほとんどできないということも原因かと思います。
このため、大金をはたいてでも、時間をかけてでも、嫌みな教官にいびられてでも大多数
の人が教習所を卒業して免許を取得するわけです。


さて、本題。現在、いわゆる法曹3者(弁護士、検察官、裁判官)になるためのルートは
2つあります。1つは旧司法試験に合格する。もう1つは法科大学院を卒業して、新司法
試験に合格する。
旧司法試験が超難関であることは周知のとおりです。一方、新司法試験はそれなりに
難しくはあるみたいですが、旧司法試験よりはだいぶ易しいそうです。
自動車免許と同じように、大金をはたいてでも、法科大学院(教習所)に通い、比較的
易しい新司法試験に合格する方法と、試験一発勝負の超難関旧司法試験に合格する
方法があるわけです。ただし、旧司法試験でも結局、お金も時間もかかるわけですが。。。

ところで、旧司法試験は平成23年で終了します。(筆記試験は平成22年で終わりです。)
わたしは、てっきり法科大学院を卒業して新司法試験に合格するというルートに一本化される
と思っていました。ところが、平成23年からなんと司法試験予備試験なるものがはじまるそうです。
司法試験予備試験に合格すると、法科大学院を卒業したのと同様の資格が付与されるとのことです。
つまり、平成23年以降も、法科大学院を卒業しなくても法曹3者になるというルートはいぜんとして
残るわけです。

司法試験予備試験については、日程等が発表されているだけで、詳細については明らかにされて
いません。このため、合格者数、問題の難易度等、もし受験を目指すのであれば、気になる事柄は
まったくわかりません。ただ、法科大学院を卒業せずに法曹3者となるルートである旧司法試験を
つぐルートとなるわけですから、それなりの難易度になるのではないかと予想しています。
難易度次第では、2年(3年)もかけていちいち法科大学院に通うよりも司法試験予備試験のルートで
とっとと合格したほうが、手間が省けていいかもしれません。

どちらを選ぶかは、やはり自動車免許と同じように、金次第といったところではないでしょうか。
ただ、司法試験予備試験も難易度次第では結局、かなりの費用が必要になるかもしれませんが。




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