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『岡山湯郷Belle 対 INAC神戸レオネッサ』を観戦してきました。  [スポーツ]

女子サッカーリーグプレナスなでしこリーグ2011第12節『岡山湯郷Belle 対 INAC神戸レオネッサ』
を岡山県美作ラグビー・サッカー場で観戦してきました。なでしこリーグの試合を観戦するのは
初めてです。

前の日の晩は、大学寮のOB会があり、名古屋で深酒して、とりあえずカプセルホテルに
宿泊しました。そして、軽く寝て、名古屋から岡山へ向けてのぞみに乗りました。もちろん、車内では
爆睡です。岡山からは津山線で津山へ向かい、津山で姫新線に乗り換えて、目的地の林野に
到着です。

林野駅です。単線です。
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林野駅から10分程度歩くと美作市役所があり、そこから臨時シャトルバスに乗って到着です。
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湯郷ベルのウォームアップの光景です。
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INAC神戸のウォームアップの光景です。南側にひとだかりがすごいです。
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記念撮影してます。本日の入場者数は4958人だそうです。
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湯郷ベルの円陣です。
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INAC神戸の円陣です。
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試合中の光景です。結果は湯郷0-1神戸でホームの湯郷ベルは負けてしまいました。
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概要はこちらをご覧あれ。

内容については、やはりINACが終始押し気味に進める展開でした。INACの攻撃はFW大野を
起点する攻撃が主でした。FW大野にくさびのパスをいれて、湯郷のDFをひきつけてできた
前のスペースを川澄等のスピードがある選手飛び込んでいくという感じです。とにかく大野に
くさびのパスが入ると、しっかりとボールがおさまり、簡単にタメとスペースを作られてしまっていま
した。湯郷のDFは攻撃の起点となる大野に対するプレッシャーが甘いので、いいようにやられてい
ました。おそらく体を寄せにいって、ヒラリとかわされるのが怖いからあんまり寄せないんでしょうけど
きれいなインターセプトは無理でも、せめて大野のミスをさそうぐらいのプレッシャーはかけないと
簡単に攻撃の起点を作られてしまいます。
 大野がボールを受けると、中盤には沢、チソヨンといった技術的に高いレベルの選手が大野の
落としを受けて、スペースに走りこむ川澄、米津といったFWにパスを供給し縦に切り込むという
セオリーどおりの攻撃といえば、セオリーどおりです。また、湯郷がディフェンスをしっかり整えて
いたとしても、INACは近賀等の両サイドバックがオーバーラップして数的優位を作り攻撃の
厚みを持たせたり、韓国の女メッシことチソヨンがドリブルで切り込んだりと湯郷に比べると
技術的にも戦術的にも多彩な攻撃を見せていました。

湯郷は、ボールを奪ってもちょっとしたプレッシャーですぐボールを奪われてしまうので攻め手が
ないという感じでした。INACの大野とは対照的に、湯郷のFWは縦パスをうけても、ボールが
おさまりません。また、どうしてもディフェンスの時間が長くなるので、いざ攻撃というときに
攻め上がりが遅く、FWにサポートがなく、やや孤立していました。攻め手いえば、中盤の
宮間、中野といった精度の高いパッサーからのアーリークロスぐらいで、だけどこれは負けてる
チームが終わり際に行う攻撃です。後半は、前半の反省から、FWに対する早いサポート、FWは
ミドルゾーンでは球離れを早くするという意識がプレイに見られましたが、INACのディフェンスを崩す
までには至りませんでした。

女子サッカーについては以前のブログでもいろいろ書いてきましたが、やはりディフェンスの
マークがとても甘く感じます。例えば、INACの得点シーンを見ても、大野へ縦パスが入ったところ
で、こんな危険なところで、しかも湯郷の選手が多くいるのに、なぜたいしたプレッシャーがかかって
いないのか?その後さらにどフリーの川澄へ。なんでFWがこんなところでどフリーなの?

話は変わりますが、80年代、アフリカの選手がヨーロッパで台頭してきている頃のことです。
アフリカの選手は、身体能力、技術は高いものがあったようですが、いかんせん、戦術が
なっていない。そして、ディフェンスの選手が、マークするべき相手がボールを持っていないと
すぐに目を離してしまい、ボールが渡ったときには時すでに遅しで、決定的な仕事をされてしまう。
あるチームの監督がアフリカのディフェンスの選手に言ったそうです。

『便所までついていけ!』

ヨーロッパのどこの国かわかりませんが、しつこくつきまとうことを例える表現として使われて
いる慣用句だそうです。日本で言うと、「猫に小判」とか「雨降って地固まる」みたいなやつです。
これを言われたアフリカの選手は本当に便所まで相手選手についていったそうです。
わたしは、ディフェンスの際は、相手選手に便所までついていくぐらい、徹底して相手選手を
見ろ、仕事をさせるなと教わりました。

ラフプレイで臨めと言っているわけではありません。時と場合によっては、激しいプレイも必要
ですが、まずは相手選手をしっかり見ておくという意識が必要で、女子サッカーを見てると
どうしてもマークの甘さが目に付きます。

ゾーンで守っているので、人を見ないというのは中学生のいいわけです。空いているスペースに
入ってきた相手選手は誰かが当然必ずつかなければなりません。自分のゾーンから味方の他の
選手のゾーンに相手選手が移動したら、声をかけてマークの受け渡しをしなければなりません。

女子サッカーの発展のためにも、ピッチ上でよりレベルの高いサッカーを披露していただけることを
期待しています。






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Silvermac

ご訪問アリガトウございます。
by Silvermac (2011-10-14 06:04) 

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